やっとの思いで採用できた新入社員も何らかの理由で退職してしまう…

新入社員の3割は1年以内に退職してしまうと言われているので、ある程度は仕方がないかと思いますが、欲を言えば退職して欲しくない。

 

けれど退職されてしまったら、すぐに中途採用で誰かを入れないと。

そういった流れが出来てしまっている会社も多くあるのではないでしょうか。

私は面接の経験が皆無だったにも関わらず、上司に面接なんて慣れだからと、なんの前準備もない中、面接官をさせられました。

応募者以上に焦っていて恥ずかしくなりますが、今ではいい思い出です。

 

さて、そこで今回は採用選考の際に必要不可欠な面接にするべき『質問』を私の経験などと基に紹介していきます。

 

 

 

面接序盤での質問例

《自己紹介をお願いします》

氏名を名乗ってから職務経歴を1分程度で話すようにしてもらいます。

ここでは第一印象、コミュニケーション能力、その職務経歴が自社で生かせるものかを確認します。

とは言っても長々と話しすぎる方は注意が必要です。自身のアピールとばかりに話しすぎる方は人の話を聞かない傾向にあります。気になることがあればその都度質問するようにして、自身の経歴を簡潔にまとめることもポイントの1つです。

 

《今までの職務経歴を教えてください》

自己紹介をお願いせずに、まずはこれを聞くケースもあります。

ここでも、どのような業務に就いてきて、どのようなスキルがあるのかを聞いて、それが自社で生かせる内容か確認します。

自社で生かせるスキルではない場合でも、何かしらの共通部分を見つけて、その点は生かせると思う。と、話されると自社のことをしっかり研究しているとアピールになると思います。

 

《今までの退職理由はなんですか?》

退職理由から自社の適応力、ストレス耐性、キャリアプランを確認します。

ネガティブな理由での退職をそのまま話す方は自社でも同じことを繰り返すケースが多いので注意が必要です。

ポジティブな理由。「〜の仕事に就きたい夢を諦めきれず退職した」等の理由は高評価としています。

 

《当社を志望した理由はなんですか?》

キャリアプランや自社の理解度、志望度を確認します。

面接官は人の入退社を多く経験しています。そこで志望度が高いと感じる方ほど退職率が低いと考えているので、しっかりと企業研究をして自身のスキルや経験を踏まえてお話しいただきたいと思います。

 

 

 

面接中盤での質問例

《将来のキャリアプランはありますか?》

キャリアプランを持っていない方は嫌なことがあるとすぐに退職する傾向にあります。

また、そのキャリアプランが自社で実現可能か判断し、実現不可能であればいつか退職してしまう。自社のことを理解していないと判断してしまいがちです。

 

《前職で何か不満はありましたか?》

ここではその方の志向、仕事の取り組み方、問題解決力を確認します。

その不満を解決しようとしたエピソードは評価しますが、愚痴を言いだしたり、その会社の悪口を言い始める方は対人交渉力や組織適応力が低いと言えるでしょう。

 

《当社があなたを採用するメリットはなんですか?》

中途採用者は即戦力となる方を採用するケースが多いです。

ここでは自身の強みと自社の応募職種に合致しているか、それを理解した上で応募しているか確認します。

即戦力とはいかなくとも今後の成長を期待できるポテンシャルがあるか、実務での強みをお話しいただきたいと思います。

 

面接終盤での質問例

《家族や友人から、どのような(性格の)人だと言われますか?》

その方の人間性や気心の知れた人との関係性を探る質問です。

社内での人間関係を良好に保つ為に社風に合う方か確認します。

また、自信を客観視できる方は自己分析もできる方なので、自身の強みと弱みも理解し、組織適応力は高いと思います。

 

《当社以外に受けている会社はありますか?》

ここでは自社の志望度を図っています。

これに併せて採用したいと思える方に対しては「ここで内定と言ったらどうする?」と追加質問してみても良いと思います。

 

《現在の年収は?希望の年収は?》

ここでも企業研究をしているかを確認します。

希望の年収と応募職種の想定年収がかけ離れている場合は、採用は難しく、採用に至っても早期退職の可能性があります。

 

《何か質問はありますか?》

この質問を面接の締めとしています。

求人票等では応募職種の具体的な仕事内容までは把握できないと思いますので、仕事に関する具体的なイメージを掴むための質問は高評価です。

しかしホームページを見ればわかることや、給与、賞与、待遇、休日、残業に関する質問はマイナスな印象が残ってしまいます。

 

 

 

 

まずはこうった質問から初めて、『面接』と固くならずに応募者の方との会話を楽しむ『面談』と捉えて、聞いたことのメモを残しておいて、そのメモと面談の内容を思い出しながら自社に合う方か否かを判断すれば良いのではないかと思います。